さまざまな花金
「花金」とよばれる時間帯にニュー新橋ビルにいた。
雑でいかがわしい、昭和〜バブル崩壊の時代の雰囲気だった。
独特の匂いのするゲーセンでサラリーマンがひとり黙々と
ワンピースのキャラのフィギュアのクレーンキャッチャーに
何千円かつぎ込んで取れなくて、腑に落ちない顔で去っていった。
そんな感じで他の台も、みんな黙々とやっていた。
昔働いていた現場のおねえさんたちと飲んできた。
時々きつくて愚痴ったり体調崩してもやっぱり好きな職場だった
ということを、(女子会なのに)仕事の話をしていて改めて思った。
そう考えると自分がSIerを辞めた理由は、
自分で《職場》を選べないことが一番大きかったのかもしれない。